友達

君の一途な想いが自然に
机に伏せる仕草になる

眠そうな顔見るたび勝手に
嫌な妄想が仕事をする

頭の中をぐるぐると回る
あいつと歩く 君の後ろ姿
きっと誰も
あの空気に触れることは出来ないから

だから今日は そっと手を振る
自分しか知らない気持ちに
絶対に気づかれないように 僕にも 二度と


見慣れてしまった 背中も横顔も
変わらない いつもの教室

僕のことは もう知らなくて良いから
だからどうか 笑って

もう友達のままでいいのなら
こんなに自然に寄り添えるのになあ
頭も真っ白に
なるくらい 心がふわふわしていて

どんな風に見つめても できない
自分を守ることしか
「昨日の夜も電話してたの?」そんなこと聞けない


わかってる君のことだから きっと言うだろう
悲しいくらい優しい言葉で (ごめんね)って

だから今日は そっと手を振る
自分しか知らない気持ちに
絶対に気づかれないように 僕にも 二度と


僕のことは 知らなくて良いから
だからどうか 笑って

0コメント

  • 1000 / 1000